手すり
2022/10/24
さまざまなタイプの手すり
手すりは、歩行の補助や移乗動作の支えとして、またあるときには立位や座位姿勢の支えとして、使用する人の生活の安全と安心のために使用するものです。身体に障害のある方にとっては、安全な自立動作や行為を促進してくれるます。
手すりにはI型やL型手すりだけでなく様々なタイプがありますから、身体機能や生活方法に合ったものを選択することが大切です。固定するものだけではなく、据え置き式や機器設置式などもありますから、施主の状況をよく聞いて選択しましょう。 手すりの種類
●横型(水平)手すり・・・地面や床に対して水平に設置する手すりで水平移動をサポートします。廊下など手を滑らせながら安全に移動できます。
●縦型(I型)手すり・・・地面や床に対して垂直に設置する手すりで上下移動をサポートします。主に段差のある場所や立ち上がりが必要な場所にい飼われます。
●L型手すり・・・横型手すりと縦型手すりを一体化した手すりで両方の特徴を備え、トイレや浴室で多用されます。縦型部分が身体に近すぎると力が入らないため取付位置に注意が必要です。 |
●斜め(階段用)手すり・・・階段の昇り降りをサポートします。スペースが許せば左右に設置すべきですが、片側しか付けられない場合は一般的に下りの利き腕側に設置します。
据え置き型手すり
●据え置き型手すり・・・床や土間に置いて使用する手すりです。主にベッドやソファの近くに置いて立ち上がりをサポートします。 工事が不要で移動や撤去も簡単なためもっとも手軽な手すりといえます。 ひざ当てパット付などさまざまな形状のものがあります。 (多くは介護保険のレンタル対象です) |
突っ張り型手すり
●突っ張り型手すり・・・天井と床で突っ張って固定するタイプの手すりです。上方を掴み身体を引っ張り上げることで立ち上がり等をサポートします。写真のように横手すりと組み合わせて水平移動をサポートすることもできます。
トイレ用手すり
※手すり等の取付位置や各種寸法はあくまで一般的な目安です。必ず利用者に適した寸法か何度も試しましょう。
浴室用手すり
※手すり等の取付位置や各種寸法はあくまで一般的な目安です。必ず利用者に適した寸法かどうか何度も試しましょう。